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非常食の賞味期限を管理!ローリングストック法でムダなく備えよう

2024年05月31日

減災ってなに?

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皆さんこんにちは。横浜市民共済生活協同組合です。

 

毎年のように各地で災害が相次いでいることから、災害に備える意識が高まり、非常食を備蓄している企業やご家庭も増えているのではないでしょうか。

 

非常食を備蓄して、それでおしまいと満足していませんか?

きちんと備蓄をして災害に備えていても、いざという時に​賞味期限が切れていては意味がありませんので、賞味期限の管理も非常に大切です。

 

今回は、食品を無駄にしない非常食の賞味期限の管理方法をご紹介します!

 

 

【目次】

        1. 1.非常食の賞味期限の目安とは?

        2. 2.非常食の賞味期限を管理する方法とは?

        3. 3.非常食を管理しやすいローリングストック法のポイント

        4. 4.まとめ~非常食の管理は賞味期限切れに注意!~




非常食の賞味期限の目安とは?

非常食は長期保存ができるとはいえ、賞味期限があります。

代表的な非常食の賞味期限はどのくらいなのかをご紹介します。

 

<飲料水>5〜10年

長期保存できる保存水は、徹底した殺菌処理を行なっているため、一般的なミネラルウォーターよりも長期保存することができます。

水は1日3リットル程必要と言われていますが、多めに備蓄すると良いでしょう。

 

<アルファ化米>3〜7年

お湯や水を入れるだけで炊き立てのようなご飯ができるアルファ化米。

炊き込みご飯やピラフなど色々な味の種類があります。

賞味期限は5年のものが多いようですが、7年まで長期保存できるものもあります。

 

<缶詰>2〜3年

缶詰は調理せずにそのまま食べられるので、非常時にはとても便利です。

種類も魚、肉、野菜、果物など豊富にあるので、栄養の面でも缶詰を備蓄しておくと安心です。

 

<レトルト食品>半年〜7年

温めなくても美味しく食べられるレトルト食品が増えており、非常食に向いています。

スープやお粥など、消化に良いものもストックしておくとよいでしょう。

発熱剤がセットのものであれば温かい食事をとることができます。

賞味期限が最長7年の備蓄専用のレトルト食品もあります。

 

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非常食の賞味期限を管理する方法とは?

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いざというときに「非常食の賞味期限が切れていて食べられない...!」なんていうことがないように​、賞味期限の管理をすることはとても大事です。

また、賞味期限切れの非常食を廃棄することは食品ロスになり、環境にも悪い影響を与えることになります。

 

非常食を無駄にしないために、賞味期限を管理する方法をいくつかご紹介します。

 

ローリングストック法

ローリングストック法とは、日常的に食べている食品を少し多めに買っておいて日ごろから備蓄しておき、賞味期限が切れる前に定期的に消費して、食べた分を新しく買い足して備えていく方法です。

 

長期保存できる非常食は普段食べ慣れないものも多くあり、災害時に子どもが食べてくれないといったことも起こります。

ローリングストック法は、普段から食べ慣れた食品を備蓄できることから、災害時にもいつもの食べ慣れた食事ができるので安心して食べられるメリットもあります。

 

ローリングストック法については次のブロックで詳しくご紹介します。

 

フードバンクを活用する

フードバンクとは、食べられるのにも関わらず、様々な理由で廃棄しなければならない食品を寄付し、食べ物に困っている福祉施設や団体に届ける活動のこと。

消費しきれない非常食をフードバンクへ寄付するのも食品ロスを防ぐ1つの方法です。

 

企業などで大量に非常食の入れ替えが必要になる場合にもおすすめです。

 

アプリを活用する

非常食や防災グッズなどの備蓄をまとめて管理してくれるアプリを活用するのも良いでしょう。

 

アイテムの写真を撮って賞味期限や数量、保管場所などを登録するだけで、賞味期限が切れる1カ月前と2週間前に通知して教えてくれるものもあり、賞味期限切れを防ぐことができます。

 

 

非常食を管理しやすいローリングストック法のポイント

非常食の備蓄には、賞味期限が管理しやすい「ローリングストック法」がおすすめです。

 

ローリングストック法とは、日常的に食べている非常食になりそうな食料を少し多めに買っておき、賞味期限の古いものから消費して、食べたら新しく買い足して備えていく方法です。

 

ローリングストック法のポイントは、最初に最低のストック数を決めておくこと。

日常生活でストックを使っていって、最低のストック数を下回ったら新たに買い足します。

 

賞味期限が古いものから順に使っていきましょう。

賞味期限が古いものを手前に、新しく買い足したものを奥にしまって、手前の古いものから取り出し消費していくなど、分かりやすいように工夫すると良いですね。

 

そうすることで常に新しい商品と入れ替わるので、気がついたら賞味期限が切れていたといった食品ロスを防ぐことができます。

 

また、ローリングストック法で備えられるのは食料と日用品です。

災害時に必要な​防災グッズは、別で準備しておくようにしましょう。

調理する時に役立つカセットコンロ&ボンベを準備しておくのもおすすめです。

 

ローリングストック法のメリットとおすすめの食品をご紹介します。

 

ローリングストック法のメリット

ローリングストック法には以下のようなメリットがあります。

 

1.普段から食べ慣れた食材を災害時にも食べられることから、災害時のストレスや不安が軽減できる
2.常に使って買い足すので、賞味期限が切れる心配がない
3.防災用の賞味期限が長い非常食よりも、安く揃えることができる
4.定期的に使って消費していくので、賞味期限が比較的短い商品でも非常食にできる

 

ローリングストック法は、備蓄専用の食料をわざわざ買う必要はありません。

日常生活で使う食料などを少し多めに買うという、いつもの買い物の範囲内で備蓄することができるので、無理なく続けることができるでしょう。

 

ローリングストック法におすすめの食品

ローリングストック法に対する食品として「日常でも食べられるもの」「普段から食べ慣れているもの」「好みの味のもの」「常温でも食べられるもの」を選ぶことがおすすめです。

温めて食べるもの、お湯を注いで食べるものも組み合わせて備蓄するのも良いでしょう。

 

栄養バランスを考えて、色々な種類のものが買えると良いですね。

 

乾麺

うどんやパスタ、インスタントラーメンなどの乾麺は常温で保存でき、賞味期限が長いのでおすすめです。

麺類は普段から食べる機会が多いので、ローリングストックに向いています。

 

お菓子

災害時はストレスや疲労感などを感じやすくなります。

甘いお菓子は気持ちを落ち着かせてくれる効果があるので、お菓子も非常食として備蓄しておきましょう。

お子様のいる家庭も、日持ちのするお菓子は持っておきたいですね。

 

野菜ジュース

災害時は野菜不足になりがちなので、野菜ジュースがあると安心です。

常温で長期保存できるものを選ぶと良いでしょう。

飲み切りの紙パックのものだと、衛生面も安心です。

 

缶詰

缶詰は長期保存することができ、普段の食事にも取り入れやすいのでローリングストック法に向いています。

缶詰のアレンジレシピなどもあるので、日常的にストックしておくと便利です。

 

 

【まとめ】非常食の管理は賞味期限切れに注意!

非常食は賞味期限が長いため、いざという時に賞味期限が切れていて食べられないということになりがちです。

ローリングストック法やフードバンクを活用したり、アプリを利用するなどして賞味期限の管理をしましょう。

 

いつ起こるかわからない自然災害に備えて、非常食の賞味期限をしっかりと管理して、いざという時に困らないようにローリングストック法を取り入れてみてくださいね。

 

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監修:横浜市民共済生活協同組合 普及推進課

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