地震発生時にやってはいけないことは?やるべき行動も知っておこう
2023年02月15日
皆さんこんにちは。横浜市民共済生活協同組合です。
地震などの災害はいつだって突然襲ってくるもの。
突然の地震にパニックになってしまう方も少なくありません。
あわててやってしまった行動が自分の命を危険にさらしてしまう可能性も。
地震から身を守るためには、地震発生時にどのような行動をとったら良いのかを普段からきちんと知り、落ち着いて行動することが大切です。
そこで今回は、地震発生時にやってはいけないNG行動と、やるべき正しい行動をご紹介!
意外とやってしまいがちな危険な行動がたくさんありますので、ぜひ参考にしてください。
目次
地震発生時にやってはいけないこと
地震発生時はパニックになり、冷静な判断ができなくなる可能性があります。
そんな時についやってしまいがちな危険な行動を6つご紹介します。
やってはいけないことを知らずにやってしまったら、火災などの二次災害を起こしてしまう可能性があり大変危険なので、しっかりと頭に入れておきましょう。
NG行動①帰宅後すぐに電気をつける
地震発生後はガス漏れしている可能性があります。
帰宅後に電気をつけた瞬間、火災や爆発が起きてしまう恐れも。
まずは窓を開けて換気をしましょう。
NG行動②ブレーカーを上げたままにしておく
地震発生直後は大規模な停電が発生することがあります。
その際にブレーカーを上げたままにしておくと、通電火災が起こる可能性があり、大変危険です。
通電火災とは、停電からの電力復旧の際に、電化製品が再び稼働し出火する火災のこと。
損傷した配線や機器に再通電することにより発火したり、転倒したストーブなどの電化製品に可燃物が接触した状態で再通電し、着火したりします。
避難するときは必ずブレーカーを落とすことを忘れないようにしましょう。
また、避難しない時でも停電中は電化製品のスイッチは切って、プラグを抜いておきましょう。
NG行動③部屋の中を裸足で歩く
地震発生直後は、床に割れたガラスなどが散乱している可能性があり、裸足で部屋の中を移動するのは大変危険です。
特に夜間の停電時は、暗闇で何が落ちているかわかりません。
夜中の地震に備えて、寝室にはスリッパや靴などを準備しておくと安心ですよ。
NG行動④火をつける
地震発生後はガス漏れが起こっている可能性があるため、新たに火を使うことも避けましょう。
停電時に使ってしまいがちなロウソクの火も漏れていたガスに引火して火災になるケースが多く、危険です。
火はつけないようにしましょう。
NG行動⑤エレベーターを使う
地震発生後はいつ停電になるかわかりません。
また、余震が来る可能性も高く、電気系統のトラブルでエレベーターに閉じ込められてしまうことも考えられます。
避難には階段を利用しましょう。
NG行動⑥車で避難する
車で避難することは渋滞を招いてしまい、緊急車両の通行の妨げになります。
自宅や職場から徒歩で行ける避難所を事前にチェックしておきましょう。
地震発生時にやるべき行動もチェック!
それでは、地震発生時にはどのような行動をとるべきなのでしょうか。
地震発生時の正しい行動をシチュエーションにあわせてご紹介します。
【家の中にいるとき】
- ・クッションなどで頭を守る
- ・テーブルの下に隠れて落下物から身を守る
- ・火元を確認する
- ・出口を確保する
まずは自分の身を守ることを優先してください。
地震発生中に無理して火を消そうとすると、落下物で怪我をして、逆に危険です。
揺れがおさまってから火事などの二次被害を防ぎましょう。
【オフィス・ビルの中にいるとき】
- ・窓のそばから離れる
- ・机の下に隠れる
- ・避難時は階段を使う
オフィスにはキャビネットや機器などたくさんのものがあるので、転倒や落下物に注意しましょう。
エレベーターは停止する可能性があるので、避難の際は高層階でも階段を利用しましょう。
【スーパーなどの商業施設にいるとき】
- ・陳列棚などからできるだけ離れ安全を確保する
- ・手荷物や買い物かごで頭を守る
- ・従業員の指示に従う
スーパーは背の高い陳列棚が並び、商品の落下やガラスの破片でケガをする危険があるので、できるだけひらけた場所に行き安全を確保しましょう。
あわてずに従業員の指示に従い、落ち着いて行動しましょう。
【屋外にいる時】
- ・バックなどで頭を守る
- ・電柱や高い塀、古い建物には近寄らない
- ・公園などの広い場所へ移動する
落下物などの危険性がない駐車場や公園へ避難しましょう。
広い場所が近くにない場合は、新しい鉄筋コンクリートのビルなど頑丈な建物の中へ避難します。
「地震は外と屋内どちらが安全?外にいる場合にすべき行動とは」では、屋外にいる場合にすべき行動について詳しく紹介していますので、参考にしてください。
【車の中にいる時】
- ・急ブレーキに注意する
- ・揺れがおさまるまで車内で待機する
- ・避難するときは、車を路肩に寄せ、鍵を挿したままにする
車を置いて避難するときは鍵も置いていきましょう。
車が邪魔になったときに移動できません。
緊急車両の妨げにならないようにしましょう。
「地震が起きたらするべきことは?発生時やおさまった後、日常の備えも」でも、地震が起きたらするべきことや日常の備えについてご紹介していますので参考にしてください。
地震発生に備えた対策を
家の中でできる地震対策や普段から確認しておくべきことなど、事前に備えておくことで地震による被害を最小限に抑えることができます。
これだけはやっておきたい地震対策をご紹介します。
- ・家具や家電を固定し、転倒や移動の防止対策をする
- ・ガラスに飛散防止フィルムを貼って、割れを防ぐ
- ・廊下や部屋の出入り口付近には、避難の妨げになるようなものを置かない
- ・懐中電灯やスリッパなどはすぐ使える場所に置いておく
- ・家屋や塀の補強をしておく
- ・防災グッズや非常食を準備する
- ・避難場所や避難経路を確認する
- ・家族と安否の確認方法を決めておく
家具が倒れてきて下敷きになり、ケガをするケースは非常に多いです。
また、倒れた家具により部屋の出入り口がふさがれ、避難が困難になることも。
家具の固定や配置を考えること、飛散防止フィルムを貼ること、家屋や塀の補強をすることはケガなどの被害を最小限に抑えるためにも大切です。
懐中電灯やスリッパは手の届く場所に置いておきましょう。
防災グッズや非常食もすぐに持ち出せる場所にまとめておくのがおすすめです。
また、避難場所や避難経路、安否確認の方法は、普段から家族と話し合って決めておくと安心ですよ。
地震発生時にやってはいけないことを頭に入れて身の安全を守ろう
地震の発生時、二次被害やケガを最小限に防ぐためにも、やってはいけない危険な行動をしっかり覚えておきましょう。
「帰宅後すぐに電気をつける」「ブレーカーを上げたままにしておく」「部屋の中を裸足で歩く」「火をつける」「エレベーターを使う」「車で避難する」などの行動は、危険ですので注意してくださいね。
そして、何より大切なのは自分の身を守ることです。
どこにいても適切な対応ができるように普段からシュミレーションしておくと安心です。
家具の固定やガラス飛散フィルムを貼るなどの対策や、防災リュック・非常食の準備、避難経路の確認など、日頃からの備えで、地震が起きても落ち着いて行動ができるようにしましょう。
もしもの場合に備えて、火災保険の見直しも1度検討してみてはいかがでしょうか。
神奈川県にお住まい・お勤めの皆様へ安心をお届けする横浜市民共済の火災共済もぜひご覧ください。
横浜市民共済では損害の程度によって「地震見舞金」をお支払いしております。
家計にやさしい掛金で安心な暮らしを支えます!