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避難のタイミングは警戒レベル3、4が目安!正しい行動で身を守ろう

2020年08月14日

減災ってなに?

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皆さんこんにちは。横浜市民共済生活協同組合です。

市町村や国が発表する避難情報や防災気象情報では、1~5の「警戒レベル」を用いて避難のタイミングを伝えています。

それでも台風や大雨がひどくなってくると「そろそろ避難したほうがいいのか?」「いや、まだ平気かな?」と避難のタイミングに迷ってしまいますよね。

今回は、災害時に発令される避難に関する情報の種類や警戒レベル別の避難の必要度を解説します。

安全でスムーズな避難を心がけましょう。

避難に関する情報は市町村や国土交通省から発表される

台風や大雨、洪水、大雪など災害時の避難に関する情報は大きく分けて2つ。

国土交通省や気象庁、都道府県から発表される「防災気象情報」、市町村から発表される「避難情報」です。

テレビやラジオ、防災行政無線、広報車、インターネットなどで情報伝達がなされます。

防災気象情報

国土交通省や気象庁、都道府県庁などから発表されます。

台風、大雨、大雪などの気象注意報や警報、土砂災害警戒情報などです。

気象、災害の状況や警報レベルを把握し、避難のタイミングを図ります。

避難情報

各市町村から出される避難情報です。

避難準備情報、避難勧告、避難指示(緊急)などがあたります。

避難勧告や避難指示がでたら速やかに避難しましょう。

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避難タイミングを知る警戒レベル。レベル3、4で避難しましょう!

注意報や警報では、今すぐ避難すべきなのか、もう少し様子をみてものかがわかりにくく、自己判断で避難が遅れてしまうということが多くありました。

そこで警報や注意報に合わせて1~5までの「警戒レベル」という指標を用い、避難のタイミングをわかりやすく伝えるようになりました。

災害発生のリスクを直感的に理解することで適切なタイミングでの避難行動につなげることが目的です。

警戒レベルは1~5まであり、数字が大きくなるほどに災害発生の危険度が高まります。

1は注意喚起、3・4が避難のタイミングで、5はまさに災害発生中の状態となります。

警戒レベル1

災害発生の可能性はあるが危険性はまだ低い状態です。

テレビやラジオで防災気象情報をチェックするなど注意が必要です。

  • ・早期注意情報

警戒レベル2

災害発生の危険性が高まってきている状態です。

万が一の避難に備えてハザードマップ等を利用し、避難経路や避難場所、持ち物の確認などをしておきましょう。

  • ・大雨注意報
  • ・洪水注意報
  • ・氾濫注意報
  • ・高潮注意報 など

警戒レベル3

災害発生の危険性が高いです。

高齢者や障害のある方など避難に時間がかかる方は、支援者の方と一緒に避難を始めましょう。

土砂災害の恐れがある地域や河川敷エリアの住民も早めに移動した方が良いタイミングです。

その他の方はいつでもすぐに避難ができるように準備をしつつ、引き続き気象情報を注視しましょう。

  • ・大雨警報
  • ・洪水警報
  • ・氾濫警戒情報
  • ・高潮注意報
  • ・避難準備・高齢者等避難開始情報 など

警戒レベル4

災害発生の危険性が高いです。

対象地域の住民はすぐに全員避難をしましょう。

指定避難場所のエリアや避難経路が危険と判断した場合は、避難先にこだわらずできるだけ安全な場所へ避難します。

外へ出るのが危険な場合は建物内の上階などさらに安全な場所への避難も検討してください。

  • ・避難勧告
  • ・避難指示(緊急)
  • ・土砂災害警戒情報
  • ・氾濫危険情報
  • ・高潮特別警報
  • ・高潮警報 など

警戒レベル5

すでに災害が発生している状況です。

このタイミングからでは安全な避難が難しい場合があります。

指定避難先や避難経路にこだわらず、命を守るための最善な行動をとりましょう。

警戒レベル5になる前に、レベル3、レベル4の時点で避難行動をとるようにしましょう。

  • ・災害発生情報
  • ・大雨特別警報
  • ・氾濫発生情報 など

避難の際にタイミング以外にも注意したいこと

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避難すべきタイミングを明確にできたら、そのほかにもこんな点に注意しましょう。

非常持ち出し袋の中身は万全かチェック

避難に必要な荷物をまとめた非常持ち出し袋の中身は万全でしょうか。

水や非常食のほか、懐中電灯、携帯ラジオ、着替え、毛布などが必要です。

食料品の消費期限や電池の残り、着替えのサイズなども定期的に確認しておきましょう。

火の元チェックをして自宅を出る

避難中の火災を防ぐため、自宅を出る際には火の元を確認してガスの元栓を閉めてから避難しましょう。

指定避難場所や避難経路は安全か確認

災害の発生場所や状況によっては、想定していた避難場所や避難経路が危険という場合もあり得ます。

状況に合わせて避難場所や避難経路を変更するなど柔軟な対応を心掛けましょう。

警戒レベルによっては今から外に出て避難をすることがかえって危険な場合もあります。

その場合は自宅や建物内でより安全な部屋へ移動するようにしましょう。

車は使わず歩いて避難

避難時に車を使うと、渋滞や事故の危険性のほか消防車や救急車などの緊急車両が通れなくなってしまう可能性があります。

基本的には車を使わず避難するようにしましょう。

避難勧告や避難指示が解除されるまでは勝手に戻らない

せっかく避難したのに、「もう大丈夫だと思う」「自宅が気になる」など自己判断で家に戻ってはいけません。

警戒レベルが下がり、避難勧告や避難指示が解除されるまでは避難場所で待機しましょう。

災害避難のタイミングは警戒レベル3、4!早めの避難で安全を確保

●災害発生の危険性や避難に関する情報は大きく分けて2種類。

国土交通省や気象庁、都道府県が発表する「防災気象情報」と、各市町村が発表する「避難情報」です。

テレビやラジオ、防災無線、広報車、インターネットなどで情報伝達がなされます。

●災害発生の危険性と避難の必要性をわかりやすく伝えるため、5段階の警戒レベルを用いて災害情報が伝達されます。

数字が大きくなるほど災害発生の危険性が高まります。

高齢者や障害のある方など避難に時間がかかる方は警戒レベル3で、その他の方は警戒レベル4で速やかに避難しましょう。

警戒レベル5はすでに災害が発生している状態で、このタイミングでの避難は危険な場合があります。

●災害避難時にはタイミングのほかにも持ち物の確認、自宅の火の元のチェック、指定避難場所や避難経路の安全確認なども行いましょう。

避難後は「自宅が心配だから」自己判断で家に戻ってはいけません。安全で確実な避難で災害から身を守りましょう。

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